赤い糸


私が勉強をしている間、しんちゃんは麻雀に入り浸った。

今までは、いい気持ちでは無かったが、この頃はしんちゃんに暇が無くなるのは好都合だった。


私は自分のことだけしか見れていなかったのか。

それは、突然やってきた。

しんちゃんから「別れたい」と告げられた。

私は訳が分からなかった。

なんで?

何がダメなん?

今まで仲良くしてたやん。

私は別れたくないと言い続けた。

でも、その日を境にしんちゃんが朝迎えに来ることは無かった。

< 89 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop