甘いキスをわたしに堕として。
「そーだ藍、今から俺と抜け出さね?」
「え?いいけど…」
「前に約束しただろ。次きたら良いモン見せてやるって」
朱里…覚えててくれてたんだ。
忘れてるかと思った。
それに、みんなもいるから無理かなぁって思ってたけど。
「ほら、行くぞ」
グイっと腕を引かれ、この部屋を後にしようとする。
だけど_
グイっ
「…藍、待ってるから。早く帰ってこいよ」
いつもとは様子が違うゆーくん。
〝優しい〟ゆーくんじゃなくて、
どこか〝大人〟なゆーくんだった。