甘いキスをわたしに堕として。
だけど出る様子がなく、
もうこのまま会えないかと思っていたとき。



あのバーで会えるなんて想定外だった。



俺は藍に嘘をついていたけど、この気持ちだけは嘘じゃなかった。




ー…藍が他の誰よりも好きだってこと。



俺にも守りてぇもんができた。


っていう矢先、振られた。



もう会うことはないって思ってたけど_



「…!わかった、すぐ行く」


何やら焦った様子の類。



「どうした?」



類の話を聞いてすぐに俺は外へ出た。
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