再会した幼馴染に溺愛されています。

「最近の高校生の普通ってのは中々理解しがたいものだな……」


先生引いちゃってる……。


それにいくらなんでも普通じゃないよ、隣にいるこの人がおかしいだけ。


「校則に恋愛禁止もないから別に止めはしないけど公衆の面前ではしないように」


先生は腕を組み険しい顔つきでそう言う。


良かった、停学とかにはならない雰囲気だ。
私はホッと胸を撫で下ろした。


「まあでも、お前ら2人には当面掃除や掲示物関係を手伝ってもらうから放課後残るようにな!」


「え〜!!」


私と冬馬は同時に声を出した。


確かに良い事ではないけど先生そりゃないよ……。


「全然構わないっすよ、俺らどうせ放課後も暇だし」


いやいや、あなたは暇かもしれないけど私は色々したい事とかあるんだけど……。


「わかりました……」


だけど「嫌だ」なんて私のメンタルでは言える訳もなく従うしかなかった。


かくして、楽しみ?な放課後作業を命じられたのでした。
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