【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。


こんなふうに、温かな気持ちになれるのも……。



『嬉しい。俺も、歌桜がいてくれてたくさん元気もらってる。文化祭も一緒に頑張ってるから絶対に成功させたいって思えた』



わたしが、凌玖先輩をそんなふうに思わせてるなんて……。



「一緒に、成功させましょうね。きっと楽しい文化祭になります」



わたしにとっては初めての文化祭。

凌玖先輩は学園代表の看板を背負っているから、少しでも荷が軽くなるようにしてあげたい。


全力で楽しもう。

< 256 / 391 >

この作品をシェア

pagetop