【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
バイバイをして、2年生の教室に向かった。
廊下にはほかの学校の生徒もいてにぎわっていた。
いつも以上の人数の多さに圧倒される。
始まったばかりなのにすごい……。
凌玖先輩、教室にいるかな……?
早く会いたいな……。
「ねぇ、そこのうさぎちゃん。どこのクラスの子?」
キョロキョロしてたら後ろから声が聞こえてきた。
うさぎちゃん……っていうのは、わたしのこと?
わたしのクラスの模擬店を探しているのかな。
振り返ると、わたしたちの制服ではないブレザーを着てる男の子2人。
他校の生徒……?
「ひとりなら俺らとまわらない?」