いつまでも、君が大好きです。
その日から、私は湊都に冷たく当たるようになった。
「美奈、さっき話しかけたの聞こえてなかった?」
「うん、ごめん。」
そう一言だけ返して、すぐに教室に入る。
「美奈、今日一緒に帰れない?」
「今日は菜都と帰る約束なんだ。」
そういって素早く昇降口へ向かう。
こんな日が二週間ほど続いた。
「美奈、、、。」
「ごめん、今先生に呼ばれてるから、」
そういって、いつも通りなんの用事もない一階に行こうとした時。
「おい、待てって。」
湊都の手が、私の腕を掴んだ。
久しぶりに触れた、湊都の体温。
それに、いつもと違う、少し低くなった湊都の声。
「俺、、なんかした?最近の美奈、おかしいよ。」
「おかしくない。別に。」
「いやおかしいだろ。」
「おかしくないって!」
湊都に掴まれた腕を振りほどき、怒鳴り声をあげた。
まわりに生徒や先生はいなかったのが幸いだった。
「、、、、ごめん。俺、、、。」
ちがう。
そんな悲しそうな顔をさせたいんじゃない。
「なぁ、、、今日、一緒に帰らねぇ?」
「、、、、、。」
「だよな。、、、、ごめん。」
そうとだけ言い残し、湊都は自分の教室に戻って行った。
最低だよね、私。
ある日突然冷たくして。
傷つけて。
嫌われて当然。
「あ、いた。美奈ー。、、、って、え?」
菜都、、、。
「私、、、どうしたらいいの、、、。」
菜都がおどろいた表情でこっちを見ていたが、私の今にも泣き出してしまいそうな顔を見るたび、無言で抱きしめてくれた。
「大丈夫だよ、、、大丈夫。」
「、、、なつぅ、、、、。」
菜都には何も話していないのに、おそらく状況を理解しているんだろう。
「湊都となにかあったんだよね?大丈夫。美奈には私がいるんだから。」
菜都、、、、。
「、、、ありがと、、菜都、、。」
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