いつまでも、君が大好きです。
私のお願いは、たたこれだけ。
体育祭に“行かせて”ほしい。
競技には、参加しない。
それは、私の体ではとても無理だと思ったから。
体育祭は、気温もかなり高いし、生徒のみんなもすごく気合いが入っている。
だから、慣れない場所で症状が出かねないと思った。
だから、許可がいると思い、お願いしている。
「、、、体育祭は気温が高いし、他のみんなは美奈ちゃんの病気について知らない。だから、体調が悪くなったり倒れそうになることが多くなると思うし、もしそうなっても自分でなんとかしないといけないんだよ?」
「もちろん分かってます。でも、私、一人だけ学校の子に病気のこと言ってあるんです。だから、もし体調が悪くなったらすぐ保健室へ行って休みます。薬だってすぐ飲みます。だから、、、行かせてください、、、。」
「私からも、お願いします。」
隣で、頭を下げるお母さん。
「美奈に、残りの人生を、思い切り楽しんで欲しいんです。」
お母さん、、、、。
私は座ったまま頭を下げる。
ただ、最後の体育祭を楽しみたい。
最後でいいから。
だから、、、、。
「体調が悪くなったら、すぐに薬を飲んで休むこと。分かった?」
「、、、!!はい!!」
「じゃあ、体育祭の出席を許可します。」
「、、、ありがとうございます!!」
私は、さっきよりも深く頭を下げた。
あまりに嬉しすぎて、すこし涙ぐんだ。
病院を出てからも、足取りはいつもよりずっと軽かった。
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