いつまでも、君が大好きです。
「いやー、湊都かっこよかったね。」
菜都が笑いながらそう言う。
「、、、、そうだね。」
あぁやって、こけている人に手を差し伸べられるのは、思ったよりも簡単なことではないだろう。
しかもこんな勝負事で。
それでも、手を差し伸べられる湊都は、やっぱり凄い。
ビリになっても、一組も二組も誰一人不満をこぼさず、ゴールした瞬間二人のもとへ駆け寄っていった。
こけてしまった子は、私たちにも、湊都にも、一組の子にも泣いて謝ってた。
今はお昼休みで、菜都と二人でお昼を食べているところ。
するとそこへ、湊都がやってきた。
「二人ともー。おつかれー。」
「お、湊都。おつかれ。」
「おつかれ。」
「二人今から昼?」
「え、うん。違うの?」
「俺もう食べたから。」
「はやー。」
「何でそんな速いの?」
菜都が聞く。
「昼から動けなくならないように、おにぎり一個だけだから。」
湊都はドヤ顔でそう言った。
「じゃ、俺そろそろ行くなー。」
何しにここへ来たのだろう。
恐ろしいスピードで行ってしまった湊都。
「あたし達も食べるかー。」
菜都は最近好物になったらしいコンビニのサンドイッチを食べ始めた。
私は、今日初めて買ったカレーパンを食べる。
正直、頭痛が酷くなってきたと思う。
朝よりも体が重い。
でも、私は平然と食べ続ける。
そして、水を飲むふりをして薬も一緒に流し込んだ。
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