いつまでも、君が大好きです。
涙を無理やり拭いて、私は笑った。
だって笑わなくちゃ、幸せになれないから。
辛い時こそ、笑うの。
どうしてしょーちゃんが私にお礼を言うのかはあまり分からない。
けど、私は色んな人を巻き込んだ。
お母さんを巻き込んで、菜都を巻き込んで、しょーちゃんを巻き込んで。
そして、湊都を巻き込んだ。
だから、私はその人達の分まで幸せに生涯を終えるんだ。
湊都とこういう形で別れたのも、私の運命であり、何かの縁なんだ。
だから、、、笑おう。
「、、、、私も、、ありがとう、しょーちゃん。」
私はこれでもかというほど歯を出して、涙でぐちゃぐちゃな顔を無理やり笑顔にした。
すると、しょーちゃんも笑ってくれた。
「ったく、すげぇよ美奈は。」
何が凄いのかは分からないけど、しょーちゃんの笑顔を見たら、そんなのどうでもよくなった。
しょーちゃんは、そのまま私を家まで送ってくれて、それからバイトがあるらしいのでそこで別れた。
「じゃあな、美奈。」
「うん。ありがとうね、しょーちゃん。」
しょーちゃんの車が見えなくなるまで見送ったあと、私は家に入った。
「お母さん、ただいま。」
「美奈、、、おかえり。大丈夫だった?」
「うーん、やっぱ途中からダメだったかな。」
「、、、、そう。」
「でも、すごく楽しかった。」
みんなで一丸となって選手を応援したり。
勝っても負けても、笑顔で拍手を送ったり。
みんなで心をひとつにするって、こういう事なんだって、分かった。
「あのね、お母さん。」
「ん?」
でも、やっぱり現実には逆らえない。
もう、やりたいことはやっただろう。
「私、入院する。」
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