いつまでも、君が大好きです。
うわ、聞かれた。
傷つけちゃった、、、よね。
「どうしよう。謝らなきゃ。」
「でもまぁ、別にいいんじゃない?笹原くんも美奈は自分のこと好きじゃないってはっきり分かっただろうし。」
「あ、、、、うん。」
たしかに、菜都の言っていることは正しい。
このまま告白の返事をあやふやにしてても、笹原くんが傷つくだけだと思うし。
でも、なんでだろう。
すごく、胸が痛い。
さっきの笹原くんの顔が頭をよぎる。
なぜだろう。
真っ先に、「ちがう」と叫びたくなったのは。
「なんとも思っていない」ということを、否定したくなったのは。

授業が終わり、今日は部活がないため生徒が下校しだし始めた。
「早川さん、ちょっといい?」
私も菜都と帰ろうと廊下を出た時、誰かに声をかけられた。
「、、、、え、私?」
声の主は、大峰さんだった。
「うん。すぐ終わるから。」
何を言われるかは正直少しだけ検討がついた。
「うん、分かった。」
菜都には先に帰ってもらい、私は大峰さんの後に続いて校舎をでた。
大峰さんが足を止めた場所は、屋上だった。
辺りに人はおらず、ここには私たちしかいない。
「話って、何?」
「今日、緑ヶ丘公園には行かないで。」
緑ヶ丘公園?
それって、白い紙に書いてあったやつのこと?
「え、、、なんで?」
「白い手紙見たでしょ?あれ湊都。」
「えっ、、、」
急な発言に、驚きのあまり声が裏返った。
「あれ、知らなかったの?薄々分かってたでしょ?」
事実を言われて言葉が出なかった。
確かに、笹原くん以外は心当たりがないから。
「、、、なんで行っちゃいけないの?」
「あんた、自分でわかんないわけ?湊都のこと傷つけておいて、よくそんなこと言えるね。」
「それは、、、、。」
「それに、湊都のこと好きじゃないんでしょ?なら、もう湊都と関わらないで。湊都が切なそうに笑う顔を見るのは、私は耐えられない。」
「、、、、、。」
なにも、言い返せなかった。
だって、大峰さんの言っていることは全て正しいから。
< 75 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop