いつまでも、君が大好きです。
屋上をでて、走って階段を降りた。
靴を履き替えながらカバンからあるものを探し出す。
クシャクシャになったそれを取り出し、握りしめる。
あぁ、なんでだろう。
一刻も早く、君に会いたい。
君に会って、伝えたい。

「はぁ、、、はぁ、、、はぁ、、、。」
やっと着いた。緑ヶ丘公園。
時刻は六時を過ぎている。
うっすら辺りがオレンジ色に包まれてきた頃。
私はある地点をめざして一直線に歩き出した。
少し歩くとすぐに見えてくる、大きなイチョウの木。
木を囲むようにして設置してある数個のベンチ。
私の正面のベンチに、誰かが座っている。
距離が近くなるにつれて、段々と顔が見えてくる。
そして、ベンチの前で私は足を止めた。
「、、、、来てくれないかと思ってたわ。」
「遅くなってごめんね。」
私は目の前に座る笹原くんの隣に腰を下ろした。
「、、、、。」
「、、、、。」
少しの間沈黙が続く。
私が話そうと思った瞬間、笹原くんの方が少し先に口を開いた。
「あのさ、今まで、ごめんな。迷惑、、、だったよな、俺。正直、キモかったと思うし、それに、、、」
「迷惑なんかじゃなかったよ。」
笹原くんの言葉一つ一つが重く感じた私は、言葉を遮るように話し始めた。
「初めは、正直気にも止めてなかった。そうなんだーくらいの感覚でね。でも、ほんとについ最近、気づいたら目で追うようになってたの。自分でもびっくりしてる。」
「え、、、、。」
「笹原くんのことを考えると、胸がドキドキして、苦しくなって、それでも笹原くんのことばっか考えちゃうの。」
「、、、、、、それって、」
「でも、これがなんでなのか分からなくて、考えた。考えて考えて、色んな人の気持ちを聞いて、背中を押されて、今私はここにいるの。」
菜都、いつも私の気持ちを考えてくれて、私が悩んでる時は一緒に悩んでくれた。
大峰さん、好きな人の好きな人を見るのはかなり辛いと思う。それでも、私に気持ちをぶつけてくれた。私の背中を押してくれた。
「私、笹原くんが好き。」
この言葉に迷いはなかった。
「え、、、、え、、、本当?でも、昼休みには、なんとも思ってないって、、、」
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