愛毒、有名人はあの子。
帰り道、嵐?!
帰り道、何人ものキャラクター達に慰められながら歩いた。
すっごく
惨めで…、悲しくて…、恥ずかしくて…
どーにかなっちゃえばいーのにって…
思った。
本当になったら困るかも…だけどね★
「1人ぽっちの夜って…、こんなに…
寂しかったっけぇ…?」
グキッ
おまけにヒールが大変なことになって、こけた。
暗い路地裏での出来事。
明るい大通りを通って、
帰りたい気分じゃなかった。
「…っ、
痛っ…、超最悪…」
猫やらネズミやらまで寄ってきてくれる。
このときはすんごい嬉しくなった。
でもあたし…
1番そばにいて欲しい人がいなくて悔しかった。
こーゆーときって
〝何やってんだよ、ドジだなぁ〟とか言って助けて欲しかった。
なんで…っ
なんでいなくなったのよぉっ…
馬鹿だよ、こんな女の子
置いてさっさと帰るなんてぇ…
キレてもしょうがない、足は引きずることにして
立ち上がった。
―グォォォッ ガァァァァ
っ!!??
「やぁっ!」
よ、酔っ払いかぁ…
いきなり倒れこんできたジジイに驚いて、2回目の尻もちをつく。