愛毒、有名人はあの子。

「なんのために、どこへ向かってるの?真剣に聞いてるの、答えて」



運転手に聞き始める。

まだ何もされてなくって、喋れるから良かった…。


――――でも、


「…お前は知らなくて良い」

「お、お前って初対面のクセに…っ」


一瞬イラッ ときたけど、あっちも意外に真剣そうだった… もっと知りたくなったよ…。




ガタッ ドドドド


「きゃぁっ、痛っ…」


あたしの足は、車にのっていたスキー板で怪我を負った。


「うおっ」


男達も揺れて驚いていた。

つーか、あたしの方を心配しろ!

女優が怪我したんだぞ…、っておい!!!!



「早くしろ…――――」


みーんな降りてる…

置いてけぼりとか最低だね( ̄ω ̄;)ノ


「ごっ、ごめんなサイ …」

「許す」


はぁっ

命令系で喋るなよ、偉くもないクセして。



「こっちだ」

「はい… …」


な、何やらデッカイ洞窟がぁ~…

中から冷たい風の流れる場所だった。


こーゆー誘拐って意味不じゃん。

あたしってなんのために、連れてきたんだろう…。


きっと何かされるんであろう。


ピピピピピ

「わっ…」



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