大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
***
「私、日本酒だと不思議と酔わないのですっ。でも他のお酒はひと口でも結構……」
それで、「主人から日本酒以外は飲んではいけないよ、と釘を刺されているのです」と話したら、羽住が「主人……」とつぶやいて。
「えっと。ご主人とやらは藤原ん家でマスオさん状態?」
聞かれて「マスオさん?」と彼の顔を見たら「いや、だから……お前んトコの親御さんと同居してんのかなって」と返る。
「あっ。違うのですっ。修太郎さ……、あ、えっと。しゅ、主人はマンションに住んでて……」
「お前は実家なのに?」
即座に言われて日織はモゴモゴと口ごもる。
さっき、話の流れで自分は今も変わらず実家住まいだと言ってしまった手前、一緒に住んでいないことを誤魔化すのが困難に思えた。
「私、日本酒だと不思議と酔わないのですっ。でも他のお酒はひと口でも結構……」
それで、「主人から日本酒以外は飲んではいけないよ、と釘を刺されているのです」と話したら、羽住が「主人……」とつぶやいて。
「えっと。ご主人とやらは藤原ん家でマスオさん状態?」
聞かれて「マスオさん?」と彼の顔を見たら「いや、だから……お前んトコの親御さんと同居してんのかなって」と返る。
「あっ。違うのですっ。修太郎さ……、あ、えっと。しゅ、主人はマンションに住んでて……」
「お前は実家なのに?」
即座に言われて日織はモゴモゴと口ごもる。
さっき、話の流れで自分は今も変わらず実家住まいだと言ってしまった手前、一緒に住んでいないことを誤魔化すのが困難に思えた。