プリンセスはぁと❤ラブ
「はあぃわかりましたよ、ベーだっ!!!」と言って舌を出す私。

「姫様そのような事をしてはいけません。王女様なのですから、おしとやかに、かつ、慎ましくなくてはなりません!!!しかも将来は王妃様になられるんですから」

「王妃って私はここの世界の人間じゃないから、関係ないもん!!!いきなり、この世界にきて、王女だとか王妃だとか言われても、わけわかんない・・・。ひっ・・・くっ・・・」と涙が溢れてきた。

「アリア姫様泣かないで下さい。本当に、ここの世界のアリア姫様ではないのですか?」

「だからずっと言ってるじゃない。信じてくれなかったくせに。しかも記憶喪失にまで、されたんだよ」

「すみませんでした・・・。僕はアリア姫様、あなたを信じます」

「本当に?本当に信じてくれるの?」

「はい信じます」

「ダイキ~~ありがとう~~!!」と言ってダイキに抱きついた。

「あアリア姫様・・・お止めください」と顔を真っ赤にして言うダイキ。

「あっごめんね・・・つい。エヘヘッ」と照れ笑いをした私。

「まっいいですけど。それよりこれから、この国の事を学んでいかなければなりません」

「うん、それはわかってる。ここにいる以上知っておかないといけないもんね!!!」

「その意気ですよ。アリア姫様!!」

ふう・・・。でもダイキに信じてもらえてよかった。
味方(味方か?)がいるってすんごい心強いことだったんだね!!
そしてダイキにいろいろ教えてもらう事になった。

「ねぇねぇ・・・今更だけど、今って西暦何年なの?」

「え?2016年ですよ」

!!!!!!!

「2016年同じ・・・。私がいた世界と同じ時代」

「そうなんですか?それは・・・驚きました」

「私もビックリした」

「ビックリとは、どういう意味ですか?」

そっかこの世界では使ってないんだ!

「驚くっていう意味だよ」

「はぁそうなんですか。変わった言葉ですね」

「あははっ。ダイキにとってはそうなのかもね。私にとってはごくごく普通だけど。でも年は同じでも、私がいた世界とは全然違う。大体、元いた世界では、私一般家庭だし」

「そうなのですか?僕は元の世界でも王女様なのかと思ってました」

「そんなわけないじゃない。だって私がいた国では王様とかもいないしね。元いた世界で1番偉いのは、代々続く天皇家だから」

「はぁ・・・そうなのですか」

その時チャラララ~~~♪と携帯電話が鳴った。

「あっ電話だ・・・」

「ねぇ携帯知らない?」

「ケイタイとはなんですか?」

おおっと!!!ダイキに聞いてもムダだった・・・。

「ごめん・・・知ってるわけないよね・・・」
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