ミモザ·リュージュと不思議な木の実。
不思議な木の実。
あたしは、ミモザ·リュージュ。
旅行用トランクをもつ女の子。

「へえ、ズンダズンダ地方には不思議な木の実があるんだ」
「一年に何度も生る木の実よ」
リョダさんがいいました。

リョダさんはズンダズンダ地方に来た旅人を案内する旅行案内人です。不思議な雰囲気がします。

「この木の実があれば世界各国の食料問題は解決しますね」とミリアム姫。

「そう。この木は同じ重さの金よりも重要なものだよ」
リョダさんはいいました。
「じゃあ、なんで持ち帰れないのかな」
「それは夢の中だからだよ。空想の中のつかの間の安らぎに過ぎないからだ」ミリアム姫が指摘します。
「でも、あたしは人類はいずれ空中の窒素からだけでなく、二酸化炭素からも物質を生み出せるようになると思うわ」
と、あたしは言いました。
「そのとき人類は空前の繁栄を迎えるのよ」
「そうね。けれどね、それは人類にとり試練ですよ。その贈与は改心し赦すために与えられたのですから」
と、リョダさんが苦笑いとともにいいました。

ズンダズンダ地方には不思議な木の実があります。
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