俺の気持ちに気づけよ、バ~カ!


でも、マジでビビったわ。

璃奈が俺のことを
3年も前から
好きでいてくれてたなんて。


今日、俺が
璃奈のバイト先に行ったのは
好感度上げみたいなもの。

璃奈には他に好きな男がいる。

その事実は変わんない。

それなら今年のクリスマスは
その男に
幸せにしてもらえばいい。


でもクリスマスが終わったら
俺が全力で
オマエをその男から奪うから!!


そんな思いを
胸の半分に抱いて
璃奈に会った。


いつも家族のことばかり。

自分をないがしろにする
自己犠牲型の璃奈には

幸せなクリスマスを
過ごしてもらいたかったからさ。

< 277 / 332 >

この作品をシェア

pagetop