俺の気持ちに気づけよ、バーカ!

そんな風に
のんきに考えていたのに……


「亮、優」

「何?」


「オマエらの姉貴、
 今すぐ俺がもらうけど
 いいいよな?」


急に桜ちゃんが
真剣声を響かせたから

私は驚きのあまり
固まっちゃった。



「双子サンタが
 クリスマスに伝えただろ?」


亮くんがニヤケ顔で
桜ちゃんの腕を肘でつついた。


「そうそう。
 ねぇちゃんの彼氏は
 コーチしか認めないってね」


優くんは私に向かって、
アイドル並みの投げウインク。


母親代わりとして
愛情を注ぎ育ててきた
亮くんと優くんが

私の幸せを
願ってくれている。


そんな現実が
涙がこぼれるほど嬉しくて
たまらない。

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