俺の気持ちに気づけよ、バーカ!



優くんが手で
瞳を隠している。


(おねぇちゃんの
 キスシーンなんて
 見たくないよね?

 えっ? 優くん。
 指の隙間から
 ちゃんと見てるじゃん)


亮くんは

「俺らのいないところで
 やれよな!」

と怒鳴るも、顔が真っ赤。


桜ちゃんの手のひらが
私の頬を包み込んで

ゆっくりと
桜ちゃんの顔が近づいてきて


弟たちの前で
キスされちゃう///


恥ずかしすぎ!!と
思いきり目をつぶっていたのに


「な~んてな。
 こんなところで
 予行練習なんてしねぇよ」

桜ちゃんはスッと
私から離れたかと思うと

私の腕を強引につかんで
キッチンの外の廊下に
私を連れ出した。

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