俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
それは今から3年前。
私が中3の冬。
クリスマスまであと1か月って
頃だったから、
今日くらい寒くて
ミカンがおいしい時期だったな。
小2の亮くんと優くんが通っていた
サッカーのスポーツ少年団。
高1の桜ちゃんが
コーチとして入ってきた。
顔面のパーツが、
人間国宝級の黄金比率で。
睨まれたらゾゾゾと背筋が凍るほど、
冷たい瞳。
高校生とは思えない俺様的な色気を
纏っていたから
『笑わないイケメンホストみたい』
近寄っちゃダメなタイプと
認識した私は、
害が及ばないように
敬遠していた。
でも、反則なの。
キュンって来ちゃうの。
あの頃から
桜ちゃんのコーチっぷりは。
塩クールな普段とのギャップに、
見ているだけで虜になっちゃう。