俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


監督に駆け寄る、ボスママたち。


「それは……
 亮の言い分も聞かないと……」

ボスママに逆らえない監督は、
気まずそうに
私の顔色を伺っている。


どうしよう。

このままじゃ本当に亮くんが
サッカーをやめさせられちゃうよ。

せめて亮くんから、なんで
ボールをぶつけたのか聞いて

『ごめんなさい』

その一言でいいから
吐き出させなきゃ!!


そう思って、
亮くんの腕を掴もうとした時

スーっ

私と亮君の間に
桜牙コーチが割り込んできた。


ふてくされた様に
足の裏で石を転がす亮くんを、
威圧的な眼で睨みつけている。

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