【コミカライズ】騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
シャーロックはこのまま寒い浴室に立ち尽くしていても、どうしようもないと思ったのかどうなのか。何も言わずに私を抱き上げたままで、部屋のベッドへと進んだ。
びしょ濡れのままで涙の止まらない私を、乾いた布で丁寧に拭いてくれた。自分も服を脱いで、また抱きしめた。人肌は温かくて気持ち良くて、彼のものだと思えば安心した。
「……どうしても、何も言えないの?」
彼は子どもをあやすように髪を撫でて、優しく問いかける。そうされても、私は否定の意味を込めて首を横に振るしかない。シャーロックは、その様子を灰色の目を細め何かを見定めるようにした。
「俺に……言えないことが何か起きていて、エレノアにはそれを誰かに説明することが出来ない? 首を縦に振るか横に振るかだけで良い。それだけで良い。質問に応えてみて」
真剣な眼差しに、私は涙をこぼした。これに応えてしまうことで、今までの何もかもがダメになってしまうかもしれないと思うと何も出来なかった。
「お願いだから、泣かないで……俺は頼りにならない? どうして……こんなに」
シャーロックは、悲しそうに呟いた。悲しい。私も悲しい。これが最後の夜なのに、笑えない。そんなに良い子には、もうなれない。どうしてなの。そう言って泣き叫びたかった。これからもずっと一緒に居たいのに、それなのに。
「して……シャーロック……お願い」
何度目かのお願いを口にした私を見て、彼は小さく頷いた。そうして交わしたキスは、涙の味がした。さっきからずっと私は泣いているから、当たり前だけど。
びしょ濡れのままで涙の止まらない私を、乾いた布で丁寧に拭いてくれた。自分も服を脱いで、また抱きしめた。人肌は温かくて気持ち良くて、彼のものだと思えば安心した。
「……どうしても、何も言えないの?」
彼は子どもをあやすように髪を撫でて、優しく問いかける。そうされても、私は否定の意味を込めて首を横に振るしかない。シャーロックは、その様子を灰色の目を細め何かを見定めるようにした。
「俺に……言えないことが何か起きていて、エレノアにはそれを誰かに説明することが出来ない? 首を縦に振るか横に振るかだけで良い。それだけで良い。質問に応えてみて」
真剣な眼差しに、私は涙をこぼした。これに応えてしまうことで、今までの何もかもがダメになってしまうかもしれないと思うと何も出来なかった。
「お願いだから、泣かないで……俺は頼りにならない? どうして……こんなに」
シャーロックは、悲しそうに呟いた。悲しい。私も悲しい。これが最後の夜なのに、笑えない。そんなに良い子には、もうなれない。どうしてなの。そう言って泣き叫びたかった。これからもずっと一緒に居たいのに、それなのに。
「して……シャーロック……お願い」
何度目かのお願いを口にした私を見て、彼は小さく頷いた。そうして交わしたキスは、涙の味がした。さっきからずっと私は泣いているから、当たり前だけど。