【コミカライズ】騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
 抱き合った私達が、二人の世界に入りお互いをじっと見つめ合っているといきなり席の方からパチパチと拍手の音がした。

「……っ……え? みんな!? なんで?」

 私は目を見開いて驚き、シャーロックとそこに居た四人を何度も右か見比べてしまった。彼は苦笑しつつ、強い腕の力をゆっくりと緩めてくれた。

「エレノアさん、久しぶり。そいつと一緒に徹夜して、ランプリング商会の悪事を片っ端から暴いた俺達二人ものすごーく働いたから。今度ゆっくりたっぷりお礼言ってくれて良いよ」

 仕切り代わりの柵の上に頬杖を付いて、明るいレオポルトくんは揶揄うように、そう言った。

「……本当に。シャーロックは、マジで人使いが荒いから。昨晩、偶然非番だったことを恨んだわ……その優しそうな可愛い顔は、エレノアさんの前だけの限定だから。今日に式があるって聞いて、それまでに間に合わせようと全員で死ぬ気になってたから。間に合って、良かった」

 目を擦ってそう言うイグナスくんは、なんていうかとても疲れてて眠そうな様子。もしかして、シャーロックとレオポルトくんそしてイグナスくんの仲良し三人組で、ブレアさんの暴走を止めるネタを一晩中必死に探していてくれたんだろうか。

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