【コミカライズ】騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
「あのね……絶対、君自身はわかってないと思うけど。エレノアに彼氏が出来たと聞いて、すぐに三週間も異国に行く、君が前から希望していたという出張同行を打診。しかも、男の上司と二人で、商談時までのパートナーも兼ねているって……付き合いだしたばかりの俺との関係を深める前に、夜のお相手もあるかもしれなかったんだよ。こんな隣の船室なんて……あー。もう。死ぬ気で頑張って上司にお願いして本当に良かった」

「夜のお相手? マクラーレンさんの? 有り得ないよー。私だよ?」

 ああ言うのは、お色気たっぷりのお姉様なんかが良いんじゃないだろうか。マクラーレンさんにだって、そういうお相手を選ぶ権利はある。

 そう言ったら、シャーロックは微妙な表情になった。

「そういう自覚ないところも可愛いけど、きちんと危機感は持って欲しい。俺の彼女のエレノアは可愛いから、本当に心配なんだ……わかってる?」

「はいはい。大丈夫だよ。心配性だなぁ。でも贔屓目でも、可愛いって言ってくれるの嬉しい。ふふっ」

「なんで、これで今まで何事もなく無事だったのか。奇跡としか思えない……俺。仕事終わったら、絶対に毎日夜は会いに来るからね。心配だから」

 今はもう仕事に向かうところだから遠慮するけど、ムッとした顔も可愛いって、本当に天才的な可愛さって褒めたい。

 頭撫でたい。夜にしよう。

「エレノア、俺の話聞いてる?」

「ごめん。シャーロックがすごく可愛くて。あんまり聞いてない。また夜に会ったら、いっぱい頭撫でて良い?」

「……良いよ。けど、俺の話もちゃんと聞いてね」

 頭をなでなでしたいというおねだりにちょっと嬉しそうな顔をしつつも、シャーロックは船室を出てから足早に去って行った。
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