御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
「いいよ、気にしないで。黎君とこうして一緒にいられるだけで楽しいし、それに仕事で手を抜けないのは当然。私だって徹夜で折り紙の作品を作ったりするし。あ、海外相手に仕事をしている黎君とは全然スケールが違うね。でも、仕事を楽しんでる黎君、すごくいい顔をしてる。もちろん普段からかっこよくて目が離せないんだけど。あ」
楽しげに笑みを浮かべ話していた菫は、ふと我に返り気まずげに黎に顔を向ける。
「今のは聞かなかったことにして。恥ずかしい……」
自分が口にした最後の言葉に照れ、菫は目を伏せる。
小さくすぼめた唇が赤みを帯び、色白の肌の中、それはとくに際立っている。
間近にその唇を目にした黎は、すかさず菫を胸の中に引き寄せた。
その瞬間、心臓が大きく音を立てた。
「いい顔をしているのは、菫のほうだろ。なんでそんなにかわいいんだよ」
「え、今なんて? うまく聞き取れなくて」
まさか心臓の音に気を取られて聞き逃したとは言えず、菫は困り顔で問いかける。
「だからそれだよ、その顔。本当、困る」
「なんのこと?」
「……いい。わからないならそれでいい」
楽しげに笑みを浮かべ話していた菫は、ふと我に返り気まずげに黎に顔を向ける。
「今のは聞かなかったことにして。恥ずかしい……」
自分が口にした最後の言葉に照れ、菫は目を伏せる。
小さくすぼめた唇が赤みを帯び、色白の肌の中、それはとくに際立っている。
間近にその唇を目にした黎は、すかさず菫を胸の中に引き寄せた。
その瞬間、心臓が大きく音を立てた。
「いい顔をしているのは、菫のほうだろ。なんでそんなにかわいいんだよ」
「え、今なんて? うまく聞き取れなくて」
まさか心臓の音に気を取られて聞き逃したとは言えず、菫は困り顔で問いかける。
「だからそれだよ、その顔。本当、困る」
「なんのこと?」
「……いい。わからないならそれでいい」