御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
「子どもたちが楽しんでくれるのが一番うれしいです。クリスマスツリーも時間はかかりますけどそれほど難しくないんですよ」

「そうなの? だけどそれは娘には黙っておくよ。休日折り紙に夢中で俺の相手をしてもらえないとさびしいからね」

目尻を下げて笑う野島につられ、菫も笑い声をあげる。

「だったら野島さんも娘さんと一緒に折り紙にチャレンジすればいいんですよ。きっと娘さんと楽しい時間を過ごせますよ」

「それはいいな。だったら折り紙や千代紙を買いこんで娘に教えてもらうとするか。あ、ホームページで公開していた作品をまとめた本が発売されるんだね。おめでとう。さっき聞いたけど予約もかなり入ってるらしいし、今まで頑張ってきた甲斐があったね」

「ありがとうございます」
 
野島からのねぎらいの言葉に、菫は大きな笑みを浮かべた。
 
これまでホームページで紹介した折り紙作品と作り方をまとめた本が二カ月後に発売される予定で、書店やネットでは予約受付が始まっている。

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