【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「先の大戦での戦犯である竜騎士リカルド・デュマースを捕らえた! 能力封じの腕輪をつけているため、何も出来ぬ。ここに集まる民衆達よ。その怒りをこの男に存分にぶつけるが良い」
辺りに響き渡る朗々とした声がして、周囲に集まっている民衆たちが大きな声で吠えた。まるで獲物を見つけた肉食獣のように。
竜騎士というと、隣国ヴェリエフェンディの守護竜イクエイアスの眷属の竜を駆る、この周辺国では無敵竜騎士団と言われる男達だ。なぜその中の一人が捕まってしまったのだろうか。
「騎乗していた竜が大怪我をして、その竜の命乞いをしたらしいぞ」
「バカな男だな。竜とて所詮獣、感謝の気持ちもわからぬだろうに」
ぼそぼそとした笑いを含んだ声が周囲から漏れ聞こえて来た。
周囲を背の高い男の人達に囲まれてしまい、慌てて抜け出そうとするものの、上手くいかずスイレンは花の入った籠を押し潰されないようにその動きに付いて行くしかなかった。
ぎゅうぎゅうに押しつぶされてしまいそうな人々の中、やっとのことであまり混んでいない隙間へと辿り着く。そこから檻の中に居る彼の姿が見えたのだ。
辺りに響き渡る朗々とした声がして、周囲に集まっている民衆たちが大きな声で吠えた。まるで獲物を見つけた肉食獣のように。
竜騎士というと、隣国ヴェリエフェンディの守護竜イクエイアスの眷属の竜を駆る、この周辺国では無敵竜騎士団と言われる男達だ。なぜその中の一人が捕まってしまったのだろうか。
「騎乗していた竜が大怪我をして、その竜の命乞いをしたらしいぞ」
「バカな男だな。竜とて所詮獣、感謝の気持ちもわからぬだろうに」
ぼそぼそとした笑いを含んだ声が周囲から漏れ聞こえて来た。
周囲を背の高い男の人達に囲まれてしまい、慌てて抜け出そうとするものの、上手くいかずスイレンは花の入った籠を押し潰されないようにその動きに付いて行くしかなかった。
ぎゅうぎゅうに押しつぶされてしまいそうな人々の中、やっとのことであまり混んでいない隙間へと辿り着く。そこから檻の中に居る彼の姿が見えたのだ。