最強総長さまに愛されすぎている件について〜女嫌いの総長はブラコン地味子ちゃんを好きすぎる〜

「え、えっと・・・・大丈夫?キミ、薄着だったから・・・・・・寒くない?あ、これあげる。」

 何も言わないボクに気を遣ったのか、そう言って彼女は背負っていた大きなリュックを下ろして中から何かを取り出した。

「はい、どうぞ。」

「あ、ありがとう。っえ・・・・・」

 差し出された、手を見るとそこには・・・・・大量の飴玉が乗っていた。

・・・・・・あ、飴・・・・・?

「あ、間違えた。まぁいいやあげるよ。これ美味しいよ?」

 彼女は、そう言ってボクに夏野菜味とパッケージに書かれた飴玉を渡してきた。

(な、夏野菜味・・・・・・?それって食べてもいいやづなのだろうか。初めて見たんだけど・・・・・・)

 他にもらった飴玉も見たがコンポタージュ味やとんこつ味などの、なんともまずそうなチョイスだらけだった。

 ボクが飴玉を見つめていると彼女はちょっと待ってね。と言いながら再びリュックを漁り始めた。

 あれ〜?とか呟いている目の前の彼女をじーっと見つめる。
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