(完)28歳の恋愛事情
多分それは、わたしの"セフレ"発言が原因なんだろうけど…



もういいんだけどな。





………わたしのほうが触れたくてしょうがなくなってるから。





玄関に向かい、靴に足を踏み入れたところで呼び止めた。




「礼央君…」





腰辺りのシャツを少し掴み、念を送ってみる。




『まだ帰らないで。もう少しだけ一緒にいて。』





と。




「どうしたんですか?」





…念なんて通じるわけないか。
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