(完)28歳の恋愛事情
丸い椅子に腰掛けると、ジーっと見つめられることに。





「っ……」




「ふふっ。一ノ宮さんって言ったっけ?」




「はい」




「あなた、若い頃のわたしに似てる」




「え…、」




「なんて言われても嫌よね。ごめんなさい」




「あ、いえっ!嬉しいです。お綺麗なので」





これは本音。





礼央君の母親なだけある。



すっごく綺麗。
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