(完)28歳の恋愛事情
「すみません、」





ともう一度謝罪を口にして早歩きで歩く。




…多分だけど、あれは礼央君だったと思う。





あの匂いはそう。



……さっきからドキドキがうるさい。





呼び止められるかと思ったけど、そんなことなかった。





…礼央君の中に、もうわたしはいないのかも。





思えば、わたしの起こした行動は、礼央君の傷に塩を塗ったようなもの。




だから、嫌われて当然なんだよね。
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