(完)28歳の恋愛事情
礼央君の声にハッとする。





「あ、うん」




オートロックを解除し、エレベーターに乗り込むと心臓の加速が。





「茉希先輩、嫌いな食べものとかありますか?」




「ううん。特にないかな」






なんて答えてしまったけど、ピーマンだけは絶対に食べられない。





そんなこと、口が裂けても言えない。






28歳にもなって、ピーマンが食べられないなんてバカにされるに決まってる。





そうこうしているうちに、礼央君がおりた階は4階。






ひとまずそれに安心する。
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