幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

「俺も、好きだ。心美……ずっと前から」


「え、ずっと前!?」



朝陽の告白の返事を聞いて安心しているとずっと前からと言われてびっくりする。


私の告白は………朝陽に届いたんだ。


ほっとするのと同時にそんな事実を聞かされた私は固まる。



「そうだ。だけど俺は………心美が離れていくことを止められなかった。何も出来なかった。だから再会したら心美を守ろうと決めていたんだよ」


「…………っ、朝陽………ありがとう……」



暖かい涙が頬を伝う。そんなに私のことを思ってくれていたなんて。こんなの嬉しすぎる。



「心美、泣くなって。な?」



朝陽は私から離れるとペロッと涙をなめる。



「ひゃ!な、何すんの………んっ!」



びっくりしたけど私のくちびるは朝陽のそれによって塞がれた。


久しぶりに朝陽のくちびるの温もりを感じる。


なんだかクラクラして………最高に心地よい。
< 222 / 228 >

この作品をシェア

pagetop