婚約破棄から始まる恋~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
「ねえ、ローラおねえちゃん、お泊りするの?」
「そうよ。私の部屋に泊まるのよ」
「ねえ、ねえ。ディーおねえちゃん。僕も泊ってもいい? ローラおねえちゃんとねんねしたい」
「ニャーン」
状況を把握したらしいリッキー様が話に加わりました。リッキー様の肩にちょこんと乗っているマロンもですね。この子とてもタイミングが良すぎて人間の言葉が理解できているように感じるわ。本当に猫なのでしょうか?
ディアナは『ディーおねえちゃん』なのね。親しみがあって二人とも仲がいいのね。
「ディアナ、フローラちゃん。申し訳ないけれど、リチャードとマロンのわがまま聞いてくれるかしら?」
「OKよ」
ディアナは人差し指と親指で丸を作ってフランクな返事。日頃の親密さが窺えます。
「はい。私でよろしければリッキー様とマロンをお預かりいたします。リッキー様、マロンも一緒に寝ましょうね」
「やったー。ははうえ、ありがとう」
「ニャン」
至れり尽くせりでもてなしてくださるのに、これ以上お断りできませんものね。それに私もリッキー様は大好きですから。あっ、マロンもです。
ものは考えようですね。
王宮に泊まるなんてもう二度とないかもしれませんから精一杯楽しみましょう。
「そうよ。私の部屋に泊まるのよ」
「ねえ、ねえ。ディーおねえちゃん。僕も泊ってもいい? ローラおねえちゃんとねんねしたい」
「ニャーン」
状況を把握したらしいリッキー様が話に加わりました。リッキー様の肩にちょこんと乗っているマロンもですね。この子とてもタイミングが良すぎて人間の言葉が理解できているように感じるわ。本当に猫なのでしょうか?
ディアナは『ディーおねえちゃん』なのね。親しみがあって二人とも仲がいいのね。
「ディアナ、フローラちゃん。申し訳ないけれど、リチャードとマロンのわがまま聞いてくれるかしら?」
「OKよ」
ディアナは人差し指と親指で丸を作ってフランクな返事。日頃の親密さが窺えます。
「はい。私でよろしければリッキー様とマロンをお預かりいたします。リッキー様、マロンも一緒に寝ましょうね」
「やったー。ははうえ、ありがとう」
「ニャン」
至れり尽くせりでもてなしてくださるのに、これ以上お断りできませんものね。それに私もリッキー様は大好きですから。あっ、マロンもです。
ものは考えようですね。
王宮に泊まるなんてもう二度とないかもしれませんから精一杯楽しみましょう。