俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
ふつふつと腹の底から怒りが込み上げてくるが、遠藤は俺の態度に臆することなく告げる。
「あなた全て誤解しています。………あのとき、俺は無理矢理花宮の唇を奪ったんです。気持ちが抑えきれなくなって」
「なんだと?」
「すべてはあなたの早とちりってわけです。誤解を与えてしまったこと、花宮に無理に迫ってしまったこと、すべて申し訳なく思っています。ーーーー本当に申し訳ありませんでした」
椅子から立ち上がった深々と頭を下げる遠藤に一瞬怯みそうになったのは話に衝撃を受けてしまったからだろう。
たしかに俺はこいつらの話に聞く耳も持たず、その場から逃げてしまった。こはるが何か言いたいことはわかっていたはずなのに。
「本当なのか? 嘘をついている可能性は?」
「そうですね、あなたが疑うのも無理はないでしょう。……では、花宮自身の口からも聞いてみてください。きっと同じ答えが返ってきてくると思いますよ」