俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
「はい、事実です」
「そうなんですね。では、旦那様とはいつ頃お知り合いになったんですか?」
「彼とは幼馴染なので、私が物心つく前からの知り合いですね」
私の言葉を聞き、記者の質問の矛先は次に母へと向かう。
「……ということは花宮いつきさんもその旦那様のことをよくご存知でいらっしゃるのでしょうか?」
母はにこりと微笑み、穏やかに肯定した。また私の方へと記者は顔を向け、新たに質問を投げかける。
「なんでも旦那様はあの月ノ島ホールディングスの御曹司と書かれていましたが、それは真実ですか?」
「ええ、間違いございません」