俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
玲二の言葉に思わず目を丸くする。
アメリカに行っていたとは初耳だった。
私の驚愕を察知した玲二は一人でに語り出す。
「お前に最後に会ったあと、昨年までずっとニューヨークにいたんだ。向こうで経営に関して色々学ぶためにな」
「し、知らなかった……私に会った後からってことは……5年くらいですか」
玲二は頷く。
まさか顔を合わせていない間、日本にいなかったとは。だが納得だ。玲二は次期月ノ島グループのトップに立つ人なのだから、若いうちに様々な経験を積むことは将来のためにもなる。
「お陰で帰ってきてからはこっちの事情に疎くなったけどな。月ノ島プロの関係で芸能界に携わることもあるが、帰ってきたばかりの頃は見たことがない奴が増えすぎてて訳が分からなかった。特に動画配信出身のやつとかがテレビにも出始めているしな」
「最近多いですよね。『紅白歌闘争』に地上波ではあまり顔を見せない人も出たりしますし」
「そういう奴も取り入れて新しい風を吹かさなければいけない。芸能界も企業もどこも一緒だな」