愛されたかった


その夫婦は大手企業の社長と社長夫人だった。

私は養子として引き取られたと6歳の私でもわかった。
家は大きな豪邸、部屋もお姫様みたいな部屋で大きかった。そこは何一つ不自由なく暮らせる場所だった。


お手伝いさん5人と義理の両親、私でこの大きな家で暮らすことになった。

不自由ない、お金持ち、一般的に考えたら最高の暮らしだった。

でも1つだけ

そこに本物の愛はなかった
< 5 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop