これを溺愛だとは認めない!
最低でも、二人一組で座っている机。

私だけ一人で恥ずかしい__


ただ、何時もより卑屈な気分にならないのは、さっきまで風先輩とメッセージを交わしていたからかも知れない。


なんていうか、友達が出来たみたいで凄く嬉しかった__


私は、ずっと寂しかったのかも知れない。


どんな人かも分からないのに、今は風先輩の存在に助けられている。


そう、考えて授業を乗り切った。


授業が終わったらドキドキしながら、トイレに向かう。


風先輩からのメッセージに返事をする事が、心の支えになっていた。
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