彼氏がお父さん！？

そーいえば転校生くんはどのクラスなんだろ？



どうか、同じクラスではありませんように！



「……ぅ…みぅ……美海！！」



『は、はい！！！』



「も〜！美海ったらちゃんと聞いてよね」



『ご、ごめんねっ、もっかい言ってくれる？』



「だーかーらー！転校生がうちのクラスなんだって！」



『……え？』



「何落ち込んでんの！？嬉しいことなんだよ！？」



『う、うん。そうだね……』



「美海ほどイケメンに興味がない人はそうそういないよ、」



『沙耶ったら、ひどいよ！別に興味が無いわけじゃないんだよ！』



「はぁ…」



『さ、沙耶！』



「まぁ、いんじゃない？クスッ」



『わ、笑わないでよ…！』



「ご、ごめん、ごめん！あまりにも不思議なものだから、ついっ笑」



『ふんっだ』




ほっぺたを膨らませてそっぽを向いた




「も〜！ごめんって！可愛いんだから…」



『可愛くないって！沙耶の方が余っ程可愛いからねっ！』



「はい、はい……」




沙耶は全然自分の可愛さに気づいてない…！