犬系男子が可愛くてたまりません

びっくりしたー

画面には智也と出ていた

男の名前……だよな

サークルにはいないし……

ゼミかな

真由だってそりゃ男の友達もいるだろうし
ヤキモチ妬かない……大丈夫大丈夫


テーブルの上って電話が鳴るとびっくりするなぁ

結構長い時間鳴ってたな

暫くすると真由香が出てきた

バスタオルを頭からかけていた

「真由」

「はい?」

「電話、長い間鳴ってたよ」

「ありがとうございます」

真由香は携帯を見た

「少しだけ静かにしてもらってていいですか?」

「いいよ」

「もしもし?うん……多分帰らないと思う」

真由香は少しそっけない返事をしていた

真由らしくないなと思いながらメロンを食べる

真由香は亮介が口を開けると亮介の方を見て笑った

じゃあねと電話を切った

「美味しいですか?(笑)」

「うん、真由もはい」

亮介さんにメロンを食べさせてもらった

「んっ、美味しいですね」

「だろ〜」

嬉しそうな亮介さんの笑顔があった

「さっき、お母さんから夏休み帰ってくるのかって電話がかかってきていて」

「うん」

「バイトするからわからないって切ったんだけど、今のは幼なじみで……」

「うん」

「きっとお母さんが帰らないかもって話したんじゃないかなー

知らない間に2人で連絡は結構してるみたいだし、お母さんは今1人だから心配もしてくれるみたいで

とても優しくて仲がいい幼なじみなんですけどね……」

真由香はそう言いながら視線を落とす
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