幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
二人の話に疑問符しか浮かばない。

「あ…由夢さんは幸人さんの元妻。楓ちゃんは娘。
実はね…俺、由夢さんとモルディブで会ってんだ。彼女とは一夜を明かした。でも、男女の関係は無し。
でも、泥酔していた由夢さんは俺と寝たと思っていて…楓ちゃんも俺の娘だと思いこんでいるんだ…」

「・・・」

「で、今…DNA検査真っ最中」

「ルキ!!赤の他人に何言ってんだ!?」

「…幸人さん、私達…口は固い方ですから…口外はしません…楓ちゃん…幸人さんのお子さんだといいですね」

「ありがとう。結さん・・・俺は男性不妊で…由夢は俺の子を二度流産した…由夢はルキの言った通り…楓はルキの子供だと思い込んでいる。まぁ―・・・ルキにも恋人が居るし、人気俳優だ。由夢が楓を一人で育てる。今はそれがベストだと思っていた。
でも、ルキの話を訊いて…楓が誰の子でも…俺はもう一度…由夢に自分のキモチを伝えて、復縁しようと考えている」

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