幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
俺は一人なりたいと言われ、結の病室から出たが、再び戻った。

「入るぞ」

俺は部屋に入ると結は泣いていた。

「結…」

「一人にしてって言ったじゃない!!」

結は慌てて手の甲で涙を拭って、バツの悪そうな顔で俺を見る。

「結…泣いていたのか?」

「だって…」

「結」

俺は彼女のベットに歩み寄り、涙を拭った。

「祐斗…」

「・・・結」

唯名前を呼び合う。

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