幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「結と大きくなったら、結婚したいと思ってた・・・願いが叶って嬉しいよ」

「他に付き合った子居るクセに…調子いいわよ・・・」

私なんて一人も居ないんだから…


「・・・それって俺と付き合った女の子達に嫉妬してるの?結」

「別に…そう言うワケでは…」

「・・・男はそれなりに経験あった方がいいだろ?」

「ん、あ…まぁ…そうだけど…」

「浮気はしないよ…安心して…」

彼は足を止めた。

夕映えのオレンジ色が彼の長身を染める。

空いた手で私の頬を優しく撫でた。

「キスしていいか?」

「えっ!?」

「ダメなら…しないけど…」

彼の瞳が切なそうに見つめ、私の返事を待っていた。

そんな目で見られたら…拒否出来ないじゃない。

「いいけど…」

私は少しだけ顔を俯かせる。
照れ臭かった。

「じゃ遠慮なく・・・」

祐斗は私の顎を指で摘まんで、そのままキスを落として来た。



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