幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「少し一緒にコーヒーでも飲まないか?」

「いいけど…」

二人でオフィスを出て、休憩室のベンチに腰を下ろして、缶コーヒーを飲んだ。

「・・・拓斗さんが帰国か…拓斗さんと会うのは何年振りかな?小さい拓斗さんしか知らないから…会ってもわからないかもしれないわね」

「…兄貴との再会…そんなに楽しみ?」

「祐斗は直ぐに嫉妬するのね…」

「…結のコトがスキなんだから…仕方がないだろ?」

俺は開き直り、返す。

「…信じるのも愛よ…祐斗」

「結のコト信じてるよ…でも、最近…その…お互いに忙しいし、二人で過ごす時間少ないから…」

「祐斗…」

「まぁー・・・こうしてコーヒー飲んでお喋りできて嬉しいよ」


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