社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
「あんね、実篤さん。うち、今日はウサギなんよ」
――うん、そうじゃね。見れば分かるよ?
実篤は、大きく開いたくるみの胸の谷間が気になって仕方がない。
「ほいでね、実篤さんは狼男なん」
――そうじゃね。くるみちゃんがそうするように衣装渡してくれたけん、そうなっちょるね。
心の中では返事出来るのに、声に出したら震えてしまいそうで何も言えない実篤だ。
そんな実篤の表情を、うかがうようにじっと見上げてくるみが言った。
「知っちょってですか? 実篤さん。狼はね、ウサギを食べるんです。だから、――実篤さんも……今夜はちゃんと狼になって……うちを食べて?」
――うん、そうじゃね。見れば分かるよ?
実篤は、大きく開いたくるみの胸の谷間が気になって仕方がない。
「ほいでね、実篤さんは狼男なん」
――そうじゃね。くるみちゃんがそうするように衣装渡してくれたけん、そうなっちょるね。
心の中では返事出来るのに、声に出したら震えてしまいそうで何も言えない実篤だ。
そんな実篤の表情を、うかがうようにじっと見上げてくるみが言った。
「知っちょってですか? 実篤さん。狼はね、ウサギを食べるんです。だから、――実篤さんも……今夜はちゃんと狼になって……うちを食べて?」