社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
 そこも、ちゃんと実篤(さねあつ)の熱に反応してくれているようで、クロッチ部が触れなくてもわかるくらいしっとりと濡れそぼって、くるみの肌に張り付いていた。

 色素が薄い上にうっすらとしか生えていないくるみの下生えと、どこか幼ささえ感じさせる処女のような愛らしい双丘。
 触れてもいないのにツンと立ち上がった小さな陰核の形までくっきりと浮かんで見えたから。

 実篤はごくりと生唾を飲み込んだ。

「実篤、さ……?」

 急に動きを止めてしまった実篤を不審に思ったのだろう。
 くるみが潤んだ瞳で、ぼんやりと実篤を見上げてきた。

 実篤はその声に押されるようにくるみの足の間に顔を埋めると、ショーツのクロッチを横にずらして溢れ出るくるみの愛液を舐め取った。

「きゃんっ、ダメっ。さ、ねあつさっ。うち、まだお風呂入っちょら、ん……け、舐めん……――あぁんっ」

 くるみが風呂に入っていようといなかろうと、実篤にはもうどうでもよくて――。

 むしろ邪魔な石鹸の香りがしないからこそ。酔ってしまいそうなほど濃密に漂う《《くるみの》》淫液の香りに、どうしようもないくらいに雄の本能が焚き付けられる。

 割れ目に沿って丁寧に舌を二、三度這わせてから、《《ココ》》も触って欲しいといじましくツンと存在を誇示する花芽を満を持して吸い上げれば、くるみがビクッと身体を跳ねさせた。

「ふっ、ああぁ、――っ!」

 芯を持って赤く張り詰めた肉芽をやんわりと吸い上げながら、トロトロと中から止めどなく溢れてくる愛蜜を指先に絡ませて、くるみの熱くぬかるんだ隘路(あいろ)へゆるゆると差し込む。

 浅い部分――ちょうど今実篤(さねあつ)が口で責め立てている陰核の裏側辺りをこすこすと指の腹でこすってやれば、くるみの身体が小刻みに震えては中に差し込んだ指をキュウキュウと締め付けてくる。

「んっ、やぁんっ。そ、んな……一気にあちこち……されたら……うち、っ、――んんっ」

 中がウネウネとうねって、実篤の指をもっと奥へ、と誘いかけてくる。

 だが、指では触れてあげられる奥行きに限界がある。

「くるみ、俺……もう(はぁ)

「んっ、お願っ、きてぇっ。実篤さんので……もっともっとうちをっ、愛し、てっ?」

 熱に浮かされたくるみの声で、実篤の理性が決壊した。

 避妊具をつけるのももどかしく感じられるぐらい。
 硬く張り詰めた息子を解放すると、実篤は荒々しい手つきでゴムをつけた。
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