300字の恋愛ものがたり

第18話:寒中見舞い

一年で一番寒いと言われる大寒。
その大寒の日の今日、寒中見舞いが届いた。
「ああ、小林さんか」
高校の同級生。美人で頭が良いマドンナ的存在だった。
『私はいつか玉の輿に乗るの』が口癖で。
大学を卒業した後、大手企業社長の息子と結婚したと、報告葉書をもらって以来の連絡。
──結婚生活は五年で破綻したと、風の噂で聞いた。
お坊ちゃん育ちの夫は浮気性で、極度のマザコンだったとか。
子供も取られて、着の身着のままで追い出されたらしい。

寒中見舞いは再婚の知らせだった。
お相手は高校の頃、彼女に憧れていた男子。偶然再会して付き合っているとは聞いていたけど。
文字のみの葉書の文面は、穏やかに思えた。
今度こそ幸せになれるといい。
< 18 / 18 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

隠れる夜の月

総文字数/57,994

恋愛(オフィスラブ)102ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
🌖妹のような存在。そんなふうに思っていたはずの後輩女子が──🌖 🌟読者登録や、ご感想の投稿をしていただけますと、作者が跳びはねて喜びます!🌟
月がてらす道

総文字数/97,878

恋愛(純愛)101ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
一度だけの関係──そして7年後の再会。 ★表紙絵:和佳宮テトラ様★
表紙を見る 表紙を閉じる
利害の一致で交わした、幼馴染みとの交際契約。 その行方は果たして──?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop