至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
「今日はちょっと遅かったな。まあ、全然間に合うからいーけど」
「っあ、ごめんなさい、ちょっと寝過ごしちゃって」
「ああ、静日と夜遅くまでオタノシミしてたもんなあ」
「っ……な!?」
バッと顔をあげて朱雀院様を見る。
かああ……と熱くなった。
「な、なんで……知ってるんですか」
「え……まじ?」
「へ?」
「おれカマかけたつもりだったのに。へー、やっぱそうなんだ」
えっ。
カマかけたって……えっ!
はめられたってこと!?
「この街には、一度でいいから静日に抱かれてみたいって夢見てる女が山ほどいるわけだが。そいつら差し置いて……やるねえあんた」
「え……?」
抱かれる……?